守備力はセ・リーグとパ・リーグでは差があるか

セ・リーグもパ・リーグもプロ野球の選手が行っているものですから、守備力には差がないはずですが、実際に現場でつぶさに観察すると、違いがあることには気が付くはずです。

それば、DH性があるかないかに起因することになります。パ・リーグにはDH性があり、セ・リーグにはありません。だから、セ・リーグでは、投手も打席に立ちます。その結果、守る方からすると、アウトカウントを一つ増やしてくれる人、あるいは送りバントをする人という捉え方になります。高校や大学を出たばかりの人とか、もともとバッティングセンスが良い人を除いての話です。だから、気を抜くことができるときであり、守るとしてもバントを阻止するとか、ゲッツーを獲るということが目的となることが多くなります。

そこへ行くと、パ・リーグではそうもいきません、一番から九番までがすべて打棒を振るわけですから、気が抜けません。セ・リーグの投手を迎えるほど数は多くなくなりますが、送りバント阻止やゲッツー狙いという場面では、投手相手のときとはかなり趣が異なります。

ということからして、パ・リーグの方が守備力が上と言えそうですが、実際問題としては、それぞれの普段からの野球に仕方で、そのことに関しては場面の経験力の違いから、どちらも優れているというのが正しい見方になりそうです。